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肥満ががんの誘因に



肥満は、従来欧米型のがんといわれ、今日本でも急増して問題になっている、子宮がんとか乳がん、前立腺がん、大腸がんなどの誘因になります。


乳がんや子宮がんでは、脂肪細胞に男性ホルモンのアンドロゲンを女性ホルモンのエストロゲンに変える働きがあるので、肥満の女性は、脂肪細胞から出るエストロゲンの刺激を子宮内膜や乳腺に絶えず受け続けることが、がん化に結びつくと考えられています。


ちなみにがんにならなくても肥満の女性は、月経異常や、妊娠中毒、無排卵による不妊にかかりやすくなります。


前立腺がんと肥満の関係は、まだよくわかっていませんが、肥満の人はそうでない人の2.5倍、その中でも、動物性食品を常食している人は3.6倍かかりやすいと報告されています。


大腸がんは肥満のほかに高脂肪で食物繊維の少ない食生活が大きく影響をしています。

高脂肪食では、胆汁が腸に多くでるようになり、胆汁が腸で変性して大腸の粘膜を刺激するといわれています。



肥満とは


肥満の危険性!

肥満は、医学的には、体重の過剰ではなく身体の中の脂肪、体脂肪が過剰に蓄積された状態と定義されます。

そうすると一見太って見えたとしても、鍛えられた筋肉質の身体であれば肥満ではなく、反対に、ほっそりしていたとしても脂肪の割合が多ければ肥満となります。


脂肪組織は、脂肪細胞が集まったものです。

体脂肪は一部が肝臓に溜まるほかは、ほとんどがエネルギーの貯蔵として蓄えられます。

肥満は、脂肪が脂肪細胞に溜まりすぎた状態です。

貯蔵としての脂肪細胞は、数が異常に増えたり、大きくなったりすることができます。


脂肪細胞は大きさは、3倍くらいまでが限度で、脂肪細胞の数は身体の中に180億個以上と無数といえるほどに存在できるので、理論的にはいくらでも脂肪をためこむことができます。

言い方を変えると肥満には限界はないといえます。


高脂肪で、高カロリーの食の上に、身体を動かす機会がめっぽう減ってしまった現代では、日本人の成人の4から5人に一人が肥満といわれています。

肥満が危険なのは、糖尿病、高血圧、高脂血症など、多くの生活習慣病を引き起こすことになるからです。


肥満対策・肥満改善



肥満への対策には、食事面での改善、運動面での改善、生活習慣の改善が重要です。

肥満の食事の改善は、早食い、まとめ食い、朝食抜き、夜食、間食をさけ、動物性脂肪の摂取を制限すること、食物繊維を多く摂取するようにすることです。
 
また、肥満には禁煙、適切な飲酒量を守ることも重要です。

 
運動面では、楽しみながら続けられるような運動を生活にとりいれることで肥満改善に効果をはっきします。

歩数計をつけて一日一万歩を目指して歩行してみましょう。


歩行運動の肥満解消効果について調査した成績があります。

金沢市内の企業人44名に歩数計を着用してもらい、一日一万歩を指示致しました。

約50日後、一日あたりの平均の歩数を算出するとともに、体重、血圧、血清脂質、血糖などを測定して歩行運動指導前との数値を比較しました。

一日平均の達成歩数により8000歩以上群、8000歩未満群の2群に分類し歩行運動の効果を比較しました。

どちらの群も前後で体重はほとんど変わりませんでした。

ところが、8000歩以上群では、血圧が低下し、中性脂肪が明らかに低下しました。

これとともにインスリンの働きを示す指数に改善傾向がありました。これは、血糖をコントロールするためにより少ないインスリン量ですむ、ということを表しており、好ましい変化ととらえられます。


血糖をコントロールするためにより多いインスリンが必要になると、インスリンを分泌する臓器である膵臓に過大な負担をかけたり、血圧をあげる原因になることがわかってます。


一方8000歩未満群では検討項目の中で有意差がみられたものはありませんでした。

このことから、高脂血症、高血圧、高血糖の改善のためには少なくとも一日8000歩以上の歩行が必要であることが示唆されました。


膝の悪い人、その他、体の具合がよくない人は無理をしないことです。


膝の悪い人は、温水プールでの水中歩行が膝への負担が軽くていいですね。